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最新作_パンケーキカフェ(移設可能バージョン)

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このカフェのオーナーは日本のみならず世界にその診療所を広げる「医療法人」がその母体となる法人だ。主要な土地を押さえては巨大な歯科診療所を開設して行く事で地域医療にも貢献しながら事業的にも成功を収めている。

多角的な戦略の中でスタッフが出した事業企画を会社が認めればその事業を提案者にまとめさせる。その一つの事業として「カフェ事業」が選ばれた。設置される場所は仙台の医療法人が所有する土地の一角だ。なんと6000㎡もある。まだ診療所のビルは建っていない。それが建つまでの5年程をここでこのカフェを営業する。診療所が建つ時にはこのカフェは「八王子」に移設予定だ。

それゆえ「移設可能バージョン」としてデザインされている。

 

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両サイドに20FEETコンテナの箱が配置され、その二つを在来工法で梁で繋ぎ、側面に建具を入れてこの空間も客席空間とした。それによってコンテナ2台で4.5台分の空間を創り出した。

また、キッチンは一つのコンテナに完全に集約し「移動可能な厨房」となり、給排水設備もここだけに集約されている。 なので、客席や他所には「電気設備の配線のみ」として計画され、「移動」の事も考えられているが「集約された事によるコストメリット」が出ている。

 

 

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カフェ事業というのは非常にコスト的に難しい事業だが、ビル内開業と同じ程度の投資で「戸建てのしかも移設可能な建築が出来る」というのは、立地環境も時の流れの中で変わって行く都市の中で「再挑戦」も出来る事を意味する。

「撤退」=「解体」だった今までの常識はここで変化する事となった。この移設可能な箱は、経営者にとっても心強い存在である。

その他のコンテナハウス カフェ

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コンテナカフェに関して特集を組みました。こちらも合わせてご覧ください。

 コンテナハウスのカフェ(WEB開業コーチング100のつばさ)

コンテナハウス カフェ 費用

 

コンテナハウスのCAFE

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そういえば、思い出してきた。
最初にコンテナを使って「何かを作ろう」と思ったきっかけは、ブーランジェリーカフェ(パンを焼いて出すCAFE)を作ろうと思ったのがきっかけだ。

スクラッチのブーランジェリーは(自家でこねて発酵させ焼いて出すパン屋)は実は機器の装備の設備投資が極めて大きい。当社はパン好きの人間が多いので、冷凍生地のパンを好まない。パンはスクラッチじゃないとどうもしっくり来ない。というか美味しくない。しかもハースブレッド系を好む。もっと言えば、パンとチーズとワインの取り合わせがたまらない。当社では「三大発酵トリオ」と呼んでいる。パンは発酵食品なのだよ。ベーキングパウダーで膨らませたものはパンではない。
そんなスクラッチのブーランジェリーの開業を手伝おうとしても、クライアントが準備出来る資金ではいつも不足がちだ。その少ない設備投資資金の中で、ブーランジェリーを立ち上げる方法を考えていて「コンテナハウス」を考えたのが、当社のコンテナハウスのスタートだった。

話がパンの方向へ突っ走ったが、そういう訳で「設備投資が大きい」ので、パン屋を立ち上げるにはかなりの資金が必要だ。概ね普通に勤めて10年経った所で借りられるだけ借りても開業は難しい。そこで徹底したローコスト開業を目指す為に「建築費を抑える」「機器は中古で我慢する」という事を考え、建築費をダウンさせる為の手段として「コンテナ」を選んだのだ。当時は中古コンテナを使い、改造で作った。  そんなスタートだった。

今では考える方向性が少々変わっているが「ローコストを目指す」という初心は変わらないが、中古コンテナのテキトー改造の品物と比較される対象だとは考えていないので、「思っている程安くはないかも知れません」と言っている。それでも木造並みの金額で「重量鉄骨」の建物が建てられ、かつ普通の建築が持ち合わせていない特徴を持っている。

そんな昔を思い出しながら、このCAFEは作った。しかも若い担当者3人で事業計画を作り、予算を決めてシミュレーションをはじき、建設に踏み切った。20FEET2本なのに4.5本分の面積を作り出したデザイン。しかも防火地域。面積は70平米程度なので「準耐火建築」で審査は通っている。両サイドがコンテナでその間を繋ぐスラブはそのままむき出しで「床」となっている。しかもコンセプトに「南の島」が入っているので一部は床素材が「砂」である。しかし、散らばっては困るので樹脂で固めた(爆笑)。

コナコーヒーとパンケーキを主力とするカフェである。若い人たちの夢がコンテナハウスで開花する事を願う。

コンテナハウスのカフェ(WEB開業コーチング100のつばさ)

コンテナハウス カフェ 費用

など合わせてお読みください。
開業ノウハウを「コーチング形式」で連載しています。

その他物件の写真

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鉄とコンテナハウス

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鉄への想い、現代建築素材、3つの原風景

水銀

幼少の頃、毎夏、父に連れられて夏休みの最初の週末は「海水浴」にいく慣習があった。海のそばに済んでいる訳ではなかったので、楽しみなイベントであった事を覚えている。バスや電車を乗り継ぎ、いつも決まった遠浅の海に連れて行ってくれた。海にアプローチする最後の交通手段は「私鉄電車」であった。日頃電車に乗る事はない年齢の頃なので「乗りもの」そのものが非日常であり、オトコを目指す少年には電車という「乗り物」も格好の興味対象であった。運転席の横の最先頭の窓の所に陣取り、進行方向と運転手の一挙手一投足を見つめる。なぜ「レール」の上を走る乗り物が出来たのか、その意味すら解らない年齢の少年は前方のレールを見つめる。そのレールの先には「海」が現れるはず。次第に景色が変化し、松の防風林などが現れ始めると海が近い事を既に学習していた。

レールは太陽の方向によっては「水銀を流した」ように輝き、車輪が走る面は光沢に満ちているのに、側面は錆色だ。そのコントラストは同じ「鉄」とは思えない。進行方向、見つめる先は「未来」だ。そして車内は「現在」。通り過ぎた景色は「過去」だ。なんだか本当にそんな風に思える。未来に向かって走る電車。この時輝いていたレールは「鉄」によって出来ている。レールをじっと見ると、そのソリッド感がたまらない。間違いなく「人工物」、しかも英知が生み出した人工物。30トンもの車両を支えるレールは、ソリッド感があるとはいえ、無駄な肉をそぎ落とした見事な形だ。

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鉄の事を考えたのはその時が初めてだろう。鉄道の本を読む。レールは時代とともに長くなり、ガタゴトいうその音の原因は「温度による膨張と収縮」を飲み込むための「隙間」を渡るときの音。現代では枕木に強烈なチカラでレールが固定してあり、その収縮さえ押さえ込んで「隙間」をなくし振動を抑えている。人知は発展し、様々な知恵をつけて行く。私の興味はしかし、電車にはいかず、レールという「鉄」に収斂して行った。

コンクリート

小生は「炭坑町」の生まれだ。竹を割った様な性格のさばさばした人間が多い、自ずとその性格は「短気」とも直結する。優しくて強くて押しが強くないと生きて行けない世界だ。その「炭坑町」は全国の炭坑町と同じく、新エネルギーの登場で衰退期であった。
街のそこここに「廃屋」がある。少年たちにとっては、イコール「遊び場」である。悪ガキたちと病院の廃屋でかくれんぼをしていた時だ。中庭に「井戸」があった。もう内部は土が入れられ廃井戸となっているから決して深い訳ではない。その中に隠れ、横たわり空を見上げると井戸の中から見上げた空は、井戸のまあるいコンクリートの縁に切り取られたまあるい空が見えた。コンクリートにきれいに丸く切り取られた空が奇麗だった。「空を切り取るコンクリート」。「コンクリート」を初めて意識した日だ。

コンクリート

ガラス

私が幼少の頃といえども、「ガラス製品」は普通に存在した。ガラスの器、ガラスコップ、窓ガラス。特段珍しい訳でもなく、いや、むしろ手の込んだ「切子のグラス」なども普通に存在した。工芸の世界である。昭和の30年代の事だ。まだテレビが普及し始めようとしていた頃だろう。家のテレビを見に、近所の子がやって来ていたりしていた事も覚えている。そのテレビのニュースを見ていた時、海外のニュースを伝えるコーナーでフィリップジョンソンの「ガラスの家」が紹介された。実際の建設年からすると数年経っての紹介だ。だんだん噂になってからの紹介だったのだろう。
フィリップジョンソンという建築家の作品とその時伝えたかどうかは記憶にないが、その映像を明確に覚えているのでミースファンデルローエの「ガラスの家」ではなく、フィリップジョンソンのものだとわかる。その事実は今となって分かる話だが、そのときの衝撃は「ガラスで家を造れるのか」という驚きだった。家の中を動く人の姿もニュースの中では見え、当時「未来感覚」を感じた事を覚えている。衝撃的に「ガラス」を初めて意識した日だ。

ただ、気の利いた日本人なら、こんな建築、昔から日本にはあるじゃん。という事を思うかも知れない。木造軸組工法(日本の伝統的木造工法)のビジュアルには近く、ブルーノタウトが海外に紹介し、多くの海外の建築家に影響を与えた桂離宮なども同じジャンルに見えるかも知れない。障子の部分がガラスになっただけじゃん。って。しかし、構造の方式は大きく違う。

ガラスの家
ミース・ファンデルローエ(ガラスの家)

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フィリップ・ジョンソン(ガラスの家)

※余談 ミースとフィリップ・ジョンソンのガラスの家の大きな違いは、ミースのそれは「宙に浮き」フィリップ・ジョンソンのものは大地にどっしりと根ざしている。重力からの解放を狙ったミースと、大地の上の空間を切り取ったフィリップ・ジョンソンの思想は大きく違う。しかし彼らはよく仕事を共にしている。ミースは根っからの大建築家、フィリップ・ジョンソンは哲学者からの変異建築家。「技術的技量」と「美意識」の総合力はミースという一般的認識は、両作品を見るとわりと明確か・・・・。

 

「鉄」「コンクリート」「ガラス」。それらは人工物でありながら現代生活ではしっかりと根付き、まるで自然素材のように存在している。この三つは言うまでもなく「現在建築の三大素材」である。現代でもなおこの建築3大素材に加われるものはない。あとは性能を上回る特殊代替品や、その特性をさらに拡大させた改良品が多い。人が作り出した素材ではあるが、すべて元は自然のもの、人為的な化学的成分などは入っておらずその部分でも長く使われる素材としての要素を持っているのかも知れない。

鉄は日本の高度成長期を見守りながら成長して来た。他の要素も同じであるが、様々な利用方法は、その多様な形を「整形」出来るからこそ生まれた世界がある。そして「溶接」という「結合方法」から生まれる世界もより多層的な世界を生み出した。コンテナハウスも鉄骨造である。溶接の技術は極めて重要な要素である。コンテナハウスに興味を持つあなた。もしも本気で考えるなら、頼もうとしている会社に「溶接について語ってもらえないでしょうか?」と聞いてみてください。溶接について楽しげに語ってもらえる会社に依頼するのがいいかも知れません。

BIZ向け移動体建築

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同じ事業コンセプトで10年も20年も事業を続けて行く事は現代社会では困難だ。社会環境は日々変化し、経済環境も日々変化して行く。事業主はそれに巧みに対応しながら事業を推進して行く。しかしながらビジネスを実際に行う「立地環境」も含め、環境が劇的な変化を遂げ、あるいは長い時間の間に徐々に変化をし、結果的に大きな変容をし、当初の環境とはちがったものとなり、現行のビジネスとのマッチングが悪くなるケースは多い。

そんなとき「不動産」である「建築」は一般的には「不動」のもので、やり替えは効かない。一般的な方法は「業態を変え同じ場所で追従する」か「マッチングの合った他所へ移る」という2択となる。現代のそれなりの資本以上でビジネスをこなす場合、個人店主の店とは違い、多店舗あるいはFCで展開するようなビジネスの場合、時代とともにマイナーチェンジを繰り返しながら時代性とのマッチングは取るものの、劇的な変化をする事は逆にその事業スケールから難しい。

ある種の業を守りながら進展させて行くとき、分かりやすい唯一の可能性は「移転」だ。考えても見たまえ年間50店舗などという新店展開をする多店舗事業であれば、常識的にその半数くらいの店舗数が採算の悪い店から「閉店」させ、次の展開を目指す。

このとき「閉店」は「解体」を意味する。それはすなわち「償却」の対象だ。もし「移設」出来るなら意味が大きく変わる。「解体」ではなく「移設」となると、極めて効率的な資本の保全が出来るのだ。机上の計算では建築物の再生率は70%。移設費用を差し引いても60%。新規店舗を40%の費用で出店出来るという事に等しい。これ以上語る必要もあるまい。BIZ向け建築としては、構造体として不向きなものでない限り、このシステムを選ばない理由がなくなる。

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移動する事を前提にデザインされた「CAFE」プロジェクト

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