コンテナハウスとその未来

当社は建築設計事務所であるが、お客様の中には「建築設計事務所」も多い。不思議な話だが、建築基準法に詳しければ詳しい程「輸送用コンテナの限界」が解っているので、当社に相談に来られる。わたくしどもは当社のコンテナ建築システムを成長させ、普及していきたいので、「建築設計事務所」の相談には積極的にのる事にしている。

当社のコンテナハウスのシステムを理解して頂き、建築設計事務所の方がコンテナハウスを設計すると、また思いがけない方向のデザインが出来る事がある。もう10年以上も「コンテナハウス」を設計してきても、趣味や思考の方法が違うとまた違うデザインが生まれるというのが面白い。

集合住宅の案を出して来たのは「更田建築事務所」。面白い。

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残念ながら計画に終ったが、いつか「更田建築事務所」とやりたいデザインだ。

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最小限住宅とコンテナハウス

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この時代「最小限住宅」という問いかけに意味はあるのか

住宅の最も初源的な意味「安全・安息を保ちながら、明日の英気を生み出す」。を確保し、その存在を極限まで煮詰めて行った時住宅はどうなるのか。という「最小限住宅」というテーマで「戦後」日本の建築家達はその内容を極めて行った時代があります。ある意味貧しく、しかしながら希望を抱いて成長する日本を感じながらの時代背景です。そのころアメリカでは「ケーススタディーハウス」という取り組みがおこなわれていました。

20FEETのコンテナのハコを見ると「このハコで何か出来ないだろうか」というのが私どものスタートでした。今はロジスティクスに重きが変わり少々変容していますが20FEETのハコが原点である事は変わりありません。

その20FEETのハコを「ラーメン構造」に置き換え、高さを20FEETでは珍しいHigh_cubeを採用し、JIS鋼材を使用して日本の建築基準法の法規に合致させ今日に至りました。

実は20FEETX1台のみで成立するプランというのはいくつか作ってきました。その利用の方向性、1台で完結するという潔さ、ちょっとおもちゃ的「秘密基地」感は、時々改めてプランを作りたくなる衝動をよびます。
そんな中で、現在の着地点プランが下の図面です。

デッキ生活に逃げた訳ではなく「外部との調和」も考えながらデッキを含め役30㎡の「棲息BOX」をデザインしました。

このプランで良ければ「コンテナボックス」は300万/台でお譲りします。(運送費・基礎・給排水繋ぎ込み・確認申請などの諸経費は別途・家具・デッキはつきません。

共同住宅としての卓越性

共同住宅なんか作れるの?って。写真はWIKIPEDIAから抜いたMVRDV(ニーデルランド)の作品写真です。この雑多で楽しげなコードは、概ねバルコニーの多様な展開と、普通なかなか考えない(いや、考えたりはするけど実現しない色使いだったりする)。

 

ネーデルランドは奇才レム・コールハースの事務所から輩出された建築家たちが、ある種異彩を放つ不思議な国だ。コンテナハウスにある種同じコードを感じる作品がある。また、実際にコンテナ方式の作品もある。

 

日本の建築基準法の中で細いフレームを使って「コンテナとしても認められ、ラーメン構造としてもぎりぎり成り立つカタチでフレームを作っても、普通の作りでは4階程度が限界値」である。コンテナばかり作っているとたまにはドッカーンと太いコラムなりH鋼なり使って10階を超えるくらいのものを作りたくなるのは建築屋の習性だろうか。大きな日本製の鋼材の梁などを見るとその表面の表情にほれぼれする。

 

ともあれ、コンテナに共同住宅は可能なのだ。しかもいくつか大きな卓越性がある。

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バルコニーを入れて約20㎡程度のワンルームや1K程度の部屋が20FEET1.5台で可能だ。
(20FEETX2本で1室のプランもあります。)

 

 

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寮やシェアハウスなら20FEET1本で個室は成り立ちます。
(ワンルームマンションには自治体によっては面積が足りないかも知れません)

 

 

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40FEETX1本を1室に使えばワンルームマンションが成り立ちます。