モザイクタイルすらデザインする気持ちとコンテナハウス

モザイクタイルというものがある。昔から定番の人気タイルだ。概ね小さな数種のタイルがランダム、あるいは規則正しく並べられ、奇麗なある種タイルの構成によるデザインされたユニットだ。

張り手間を少なくするために300mm角程度の紙張りシートのユニットになっているのが多くの製品のパターンだ。
今回このモザイクタイルを「浴槽」の床に張り込む事となったが、色々な条件を鑑み、45mm角のモザイクタイルとしては大きめのタイルを選定した。これを我々が望むパターンで張り込むために、下記のようなパターンを考え張り込む事とした。

このようなパターンは製品として販売している訳ではなく、自分たちで色彩パターンを作らねばならない。
かつ、タイル職人に「この絵の通り貼ってね」というのも酷な話だ。

では作りましょう。

当社の「設計スタッフ」がパターンを考え、それを作る事となった。図示するものは非常にランダムに色を配したかに見えるが、実は数種のパターンが組み合わさってランダムな感じの色彩パターンを作っている。

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「デザイン」と書いて「根性」とか「あきらめない強さ」と読む(爆)。しかもシステマティックである事を忘れない。

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日頃はパソコンに向かってCADを描いたり、スケッチをしながらコンテナハウスのデザインをするものたちがモザイクタイルの実張り用の単色の材料をそれぞれのユニットに作り替えている場面だ。

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数時間の後、この作業は終わったが、これを素材として、今度はタイル職人が風呂の床に張り込んでいく。
唯一のパターンを持った風呂桶が誕生する。

彼女たちは、普段は「ヘビメタ」から「繊細な色使い」のコンテナハウスまで、自在に作り出す設計力(デザイン力)を身につけていっている。その能力はどんな部分にでも「アート」な気持ちを忘れない所から備わっていくのだ。

わずか10㎡の建築原型モデルとコンテナハウス

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日本人には馴染みやすい「6畳」という広さが約10㎡だ。六畳一間の建築物。まあ、なんと言うか小屋だ。

車のデザインでもそうだが、「縛り」のない世界では自由奔放にデザイン出来る。それはそれで楽しいし、実力も問われる。車の中でも「軽自動車」というジャンルがある。縛りだらけのジャンルだ。排気量から車の最大の大きさまで、厳しい状態での縛りがある。

そんな中で「軽自動車」の世界は実はデザイン的に非常に工夫がされていて見ている側からすると楽しい。「なるほどこうきたか」とか「それは気づかなかった」事に沢山出会う。

建築物の縛りは概ね「敷地・用途地域・建蔽率・容積率・防火規制・地区計画・その他」の地域縛りと、大きいのが「予算」だ。かねがね「金額はクライアントが決める」と豪語してきたが(事業用途の建築物は事業計画の中で建築のコストが算出される。そのコストに向かっていく姿勢を言っています)、最近は常識知らずのクライアントも多く、疲れる事も多い(爆)。

さて、10㎡。6畳の空間にどれだけのものを作る事が出来るかで、最近いくつかのケースに出会った。今回それをいくつか実施する。

その一つがこれだ。
小さなオフィスが3戸連続して「部屋のように独立して建てられる」。緩いがそれなりのスロープの中に階段状に作られる。一つの焦点から少しずつ偏心しながら平面的にも並び、垂直にも高さが変化して行く。

20FEETのコンテナだが一部屋根が欠損していて、10平米に調整してある。空いた所はデッキだ。

 

 

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次は我が社の「ケーススタディー」モデル。
いわゆる「最小限住宅」的なケーススタディーだ。実はこの中に「シャワー室・ミニキッチン・トイレ・収納・ロフトベッド」などが取り込まれ、快適な生活のための要素は網羅されている。

そう遠からずデビューとなるのでまた紹介しよう。
実はこれはあらゆるプロジェクトの原型となる予定だ。

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