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若き建築家のための100の処方箋 No_003 経営者感覚と建築家(建築家の独立とそのコンセプト)

今まであなたはどこかでスタッフとして働いていました。つまり誰かの指示で動くことが大半でした。これからは違います。かなりつまらないことも含めて誰もがあなたに指示を仰ぎます。「トイレットペーパーがありませんどうしますか?」から始まって、「マウスの電池がなくなりました。どうしたらいいですか?」「こんな時の収まりはどうするんですか?」など枚挙に暇がありません。このような、ルールを決めれば進むものは、そのルールを決め、つまらないことに煩わせないようにしなければなりません。あなたがチカラを発揮すべきは「全体のスムースな流れと設計」です。創造的に取り組まなければならないことと、ルールさえあれば流していけるものを区分けし、経営者としての戦略的創造性を発揮していきましょう。

将来的にあなたの建築事務所が成長出来るかどうかは、設計家としてのスキルはもちろん、次の段階として「経営者」としての手腕が問われることになっていきます。経営者としてのあなたは多くの事をコントロールする全体のディレクターであり、明日の戦略を練るプロデューサーです。しかもそれを多くのスタッフが納得できる状態で進めて行かねばなりません。経営者とスタッフはまるで立場が違うのです。その事を痛感する場面が沢山出てきます。出てくる度にあなたは「経営者の孤独」を感じる事になるでしょう。一人で考え一人で決めねばなりません。決める事柄をスタッフに譲れば譲るほどあなたは軽んじられるという結果が待っていることに気づくでしょう。

全体の航路を定め操船するのは経営者でもあるあなた。スタッフは誤解を恐れずに言うなら「道具」です。あなたはスタッフの立ち位置を明確にしてやり、悩まずに仕事に専念できるようにすることが一つの仕事です。そして効率よく利益も上げ、スタッフの給与、あなた自身のかてを生み出していかねばなりません。しかも成長していく結果を導き出しながらという条件が付きます。成長していく結果を出せないと「スタッフ」の給与も、あなたの給与も増えていくことが出来ず、次第に仕事に魅力を感じなくなるでしょう。「成長」はとても大事なポイントなのです。スタッフには2種類の人間がいます。あなたのスキルに憧れて入所したもの、あなたに追いつけ追い越せと、とにかく今は設計家としての能力を上げた先に何かがやってくると信じる者。もう一人は「生きる手段としてこの仕事を選んだ者」どちらが偉いわけでもありませんが、仕事への関わり方は違ってきます。

経営者というのは、係わるすべての人の生活も面倒を見るということと同値です。人の上に立ち、あなたの考えで人を動かし活動の中で、あなたの商品で利益を出し、給与を与え、事務所自体を成長させていく事が必要です。 残念なことに建築家としての能力は大きくても経営者感覚が備わってない方が多いのがこの業界(建築事務所)のウィークポイントです。そして事実「経営者」的なことに無頓着な方が多いのが実態です。確かに「いいものを創ること」が仕事を伸ばすことでもあるので一心不乱に設計作業に打ち込む方も多いのはご存知の通りです。ある意味「仕事が面白くて仕方ない」という方です。一方で「産業としての建築」に対して上手なアプローチをし、収益を上げる方もいます。資本主義経済の中の建築のトレンドを見極め、成長分野にしっかりとターゲットを絞ってそのスキルを蓄えその道を極めていく方です。
あなたの人生です。方向は自分で決めてください。生きて行くコンセプトははっきりと明確にしたほうが納得のできる行動がとれるでしょう。惑わない生き方がどちらにしてもまとまった結果を出していくことになるでしょう。

 

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