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白きたおやかな峰 とLED_lighting

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表現すべきは「安心感」「敬愛」「可能性」「安堵」「希望」。あげればきりがない程コトバは出てくる。あるいは余計な表現はいらないのかも知れないが、設計者には何らかのテーマ(モノサシ)が必要だ。

内科〈 保険診療 〉皮膚科全般〈 保険診療 〉アンチエイジングなどを主要な診療科目とする医院の設計をした。極めて狭小なテナントスペースに造り込む、しかもローコストでというミッションだ。

色に関してテーマを設けない為に、あえて白い空間になって行ったのかも知れない。そしてあまりの色のない世界に救いを求めるかのようにインフォーマルシークエンスを造り込んだ正面に見えてくる「砂の地層」。

アルプスのそり立つ高い嶺の岩肌に、かつての海の地層が剥がれるように現れる不思議。それはもう一つ「地球の歴史・人類の歴史とその英知」の暗喩かも知れない。

人工光によって照度を取らざるを得ないテナントスペースで、素材が持つ色を表現する時、その光源によって表情が変わる。実際の診療空間で問診等で判断に狂いを与える可能性を低くする時、色温度が「昼光色」に近いものを選ぶ事になるが、時代の流れと主にエネルギーロスが少ない、経済的にも優しい「LED」を選ぶ事になる。

ここ二年程で急激に製品も増え、価格も下がり、多様な展開をし始めたLED照明だが、逆に群雄割拠で様々なメーカーが参入し、安定感がない。今回白色を求めて選定した器具になるのだが、発光ダイオードの「白」は青色発光ダイオードと青色光が蛍光物質を刺激すると、蛍光物質が「黄色光」を出し、混合されて補色の関係性によって「白」色が造られるという理論による「白」だ。スペクトル的にはバランスよく平均的に各周波数の色が存在している訳ではなく、擬似的白だ。 発光光源自体は「青」なので、何となくその色がどこかに漏れてくる。

省エネルギーと演出性の間ではもう少し研究が進まねば安定的演出性を確保出来ないのかもしれない。