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若き建築家のための100の処方箋 No_001 ファストイメージは自分自身の投影体

ファストイメージは自分自身の投影体

建築の計画を依頼されて計画に入ると、一方では現地調査、一方ではコンセプトの立案、敷地そのものの特性、など、コンテクストを探る作業に入っていく。また、他方では自分自身の直感的イメージに左右されながら、上記の調査や事実、クライアントの意向などをメルティングポッドに入れて掻き混ぜる。というのが一般的なプロセスだろう。しかしながら、その場にきちんと佇み、しばらく敷地を観察するならば、今は直感的イメージを大切にしたいと考えている。若い頃はその直感的イメージというのはまだバラバラのピースでその総体のカタチはすぐには見えなかった。それゆえ恣意的なものより「理論的」に導き出す方が解りやすかったし、クライアントに説明するにもそのほうが説得力があったように思う。

直感的イメージがあるとするならば、ゲニウスロキに突き動かされた「イタコ」のような神がかりな存在と言う訳では無く、何かがその場の雰囲気からまとわりついてくるという感じなのだ(やっぱイタコやん)。いや、そうじゃなくて(爆)、いくつものコンタクトデザインのピースが、例えばイワシの大群がイワシとは別の大きな形を形作っていくように、ある種の総体を予感させるという感じだ(やっぱイタコやん)。違う(爆)。映画ベイマックスのヒロ・ハマダが発明したマイクロボットのように、操作する人間の意志が反映され何かを形作るようなそんな感じだ。

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※ベイマックスのヒロ・ハマダ&マイクロボット

そのイメージというのを「ファストイメージ」と呼んでみよう。このときクライアントの要望や希望はまだそれほど意識しておらず、クライアント自身になりきっていないので、自分色がどうしてもその中には強く混ざり込んでいる。一般的にはこのあと「要件」として、方位(ここではオリエンテーションね、家相もいいけど・・・)や、その地の風向き、季節的特質、重視すべき機能などを考えて、初めに抱いたイメージの中の不適切なものを剥ぎ取り、置き換えいわゆる設計作業を行う。いやそれでいいんですけど、間違ってはい無いんですけど、あなたが組織設計事務所で、その組織建築事務所が大切にしているものがあればそれを大切にしていかねばならないのですが、しかし一人の「設計家」として生きていくのなら「個性」も大きな「ウリ」の要素だし、あなたが生きていく事そのものなのだと思っている。

つまり、個性的ファストイメージを剥ぎ取り、整えていく事はある程度建築物として必要ですが、それは一方で「個性」が薄らいでいく事そのものでもあるのだと思う。依頼主があなたに頼みたいというのであれば、そのようなプロセス=新たな知識で、きっと素敵だったあなたの個性を切り崩すのではなく、その個性をソフィスティケートする事が大事なひとつの方法だと最近は考えています。ファストイメージは自分自身の投影体であり、設計家としての本質を指し示しているのです。それは、直感だからといって、一つの恣意的産物ではなくあなたの背景が産み出した圧倒的創造物という気がしています。

いや、私の話なら信じられんかもしれんけど、写真はルドルフシュタイナーの黒板絵です。この黒板絵を見ると、ぜひそこまで行くべきだろうという事が信じられるでしょう。

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