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地球大のロジスティクスとコンテナハウス

訪れた国はいくつもないけれど、地球儀や世界地図、あるいはgoogleの地図を見ながらスケールダウンして、ある場所に近づいたりすると面白くて時間を忘れる。米国のケーススタディーハウスのなかの「スタール邸」などもgoogleの地図で探して見つけたりする。「ここなのか!まだあるのか!」しかもストリートビューで確認も出来る。
また、仏ワインのラベルを見て「ぶどう畑」を探すと、それも出てくる。「この畑のぶどうなのか!」と少しその臨場感に驚く。バーチャルな世界はここまで来ている。

 

写真は歴史的名作「スタール邸」戦後作られた古い住宅だ。実は戦後、アメリカも疲弊していた。戦後の復興を目指すための「庶民?」のための住宅デザインとして建築雑誌社が音頭をとってスタートしたプロジェクトが「ケーススタディーハウスプロジェクト」だ。その中でもひときわ耳目を集めた名作だ。建築材料は実は結構「チープ」な材料でシンプルに構成されている。基本的に「工業製品」を使って作られている。大量に供給出来る住宅を目指すプロトタイプを作る事が目的の一つだったからだ。

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コンテナハウスを設計する立場として面白いのは、そのケーススタディーハウスの空間性や、合理性、などもさることながらその「建築の理念」そして加えられたポイントがメタボリズムに繋がる「ロジスティクス性」にある。

「建築が動いてもいいじゃないか」という文章でそれも書いたが、そういえば「海の上」の建築物も作った事がある。佐賀県呼子の「萬坊」という海に浮遊する料理屋さんだ。海上保安庁では「海洋浮遊物」(爆)。というジャンルになると言われたが、実際に作って営業をしている。言ってみればミニ「アクアポリス」のようなものだ。「アクアポリス」というのは、沖縄国際海洋博覧会で菊竹請訓が海洋都市として手塚治虫のプロデュースで設計した「半潜水型浮遊式海洋構造物」のことだ。まあ、海洋構造体の世界では珍しいものではないが、当時「都市が海へ」拡大される未来像として紹介された。北極海などで石油を掘削している構造体もこの仲間で、スケールは更に大きく、実際に都市機能を持っている。この世界は建築というより造船の世界だ。

話がそれたがコンテナハウスは「地球大のロジスティクスシステムの上」に完成体建築を運ぶ事が出来るシステムとして成り立っている。そこが面白いのだ。まだまだ研究は続けないと「理論上」ではそうだけど・・・。という所もありコスト的に成り立たない話も多い。

先般も南の離島の方から「こちらに運べますか」と問われ、調べたら可能ではあったのだが、設置するための「ラフタレーンクレーン」から持ち込まないと出来ない話だったりすると、個人消費のレベルでは「そこまでコストを掛けられない」という話になったりする。それこそバージをチャーターして運べば出来るけど、建設費としてそのコストを加えると、同じものを本土で作る場合の1.5倍の価格になったりする。もともと離島では建築費は2倍から3倍という常識からするとまだ効果はあるのだが、手の届く範囲ではない時もまだまだあるのだ。さらに分割ユニットなどを考え出さねばならないのかも知れない。