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今そこにある危機、とコンテナハウス

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なかなか秀逸な邦訳でありましたこの映画のタイトル。原文は「CLEAR AND PRESENT DANGER」直訳は、「明白かつ現在の危機」となる。

コンテナの世界で明白でかつ今そこにある危機は、東北の震災にかこつけて「粗悪なコンテナハウスが横行している」ことだ。緊急な事態だから「建築基準法」のことは少々甘く考えてもいいのではないか、あるいは、とにかく早く必要なものを届ける事の方が先決なのではないか・・・・・。などと法を無視した考え方が蔓延している。いいのか。

この問題はそう遠からず、大きな問題として顕在化し社会的な問題になる。なぜなら、かつて「コンテナ倉庫」で問題になり、その事を国土交通省も明確に文章にし、はっきりとした方向を打ち出した経緯があるからだ。その決断には理由があった。そのまま放置する訳にはいかないからこの決断がなされたのに、このまま放っておけば、やがて同じ問題が生まれてくる。災害も余震的であっても大きな地震が再来した時に、ダメージを受けるコンテナハウスが出てくるだろう。

一方、国土交通省は、米国の圧力で「コンテナ」をサーバールームとして使う「コンテナ型データセンター」に関しては、「容器」という考え方を取る事によって「コンテナデータセンター」は「建築ではなく容器」との考え方を出した。それによってISO輸送用コンテナは「コンテナ型データセンター」として使えるようになったが、実際の所、使用上は様々な装備の搭載に大きく加工が必要なので、ISO輸送用コンテナを改造して使う事は非現実的で実際に使われているケースはあまりない。この場合、実質的にも「窓を明けたり」はしないから強度にも大きな問題は生じない。

「コンテナハウス」の場合、居住性を高める為に「開口部」を沢山取ることになる。これが素人に取ってまずい事なのだ。ISOコンテナはそのまま使えば充分な強度を持っているが使えない理由は別の所にある。しかも「その強度は閉ざされた窓のない壁」によって作り出されたものであるから、開口部を無造作に明けるという事が命取りになるのだ。急激に強度を失い「危険な箱」となる。最悪でもまともな「建築士」であればその事に気づき補強などを入れるだろうが、「なんとなくオレ知ってるもん」という方々が考えるコンテナハウスはそれはそれは恐ろしい(爆)。

そのような影響を受けない「剛構造」のコンテナを作る道を知っている人間がその辺にいる訳も無く、建築家たちが好んでテーマにする事も少なく、野放図にされ「既にそこにある箱」だから素人には利用しやすいコンテナは、格好の改造素材にされ、コンテナハウスの将来に危機を作り出している事を危惧しているのは私どもだけかも知れない。なぜなら「WEB」に掲載されている「コンテナハウス」の数は震災後急激に増え、多くのなんちゃって建築?法人がそれに取り組んでいる様子が見えるからだ。そしてそのHPの中に無断で当社の写真が使ってあったりする。ワオ!そんなことしてまでやって行きたいのか・・・・。そのように誠に遺憾な状況を呈している。面白すぎ、を通り越して来たので、「いまそこにある危機」に対して、チクッたりする趣味はないけれど(爆笑)、とりあえず純粋にその危険に対して、あなた方を仲間ともライバルとも、同業者とも思った事はないけど、遵法に反する、軽い考え方と、事実危険な事はやめた方がいいのではないかという警鐘を発しておきたい。