コンテナハウスのカフェ開業 コーチング_第1章_基礎編_6/10 成長の限界、あせらずいこうぜ

カフェ開業コーチング1-6/10

A-006 成長の限界、あせらずいこうぜ。
物事には成長の限界というものがあります。「宇宙船地球号」だってそうです。成長の限界は成長すべき全体像を見失ったときにやって来ます。成長を可能にする全体のバランスを忘れずに少しずつ大きくなっていきましょう。

ローマクラブが地球の人間の営みの成長には限界があることを理論的に実証した「成長の限界」という画期的論文が書かれたのは、今からかれこれ20年以上も前の事です。その論文の正確さを示すように、現代生活はまさに「成長の限界」に予告された通りの道をたどっています。地球は破滅へ向かっているという事実に国策レベルで対応しないととんでもないことが起きそうです。

それはともかく、ここでは地球の成長について述べても仕方ありません。ただ、リテールカフェにもいろいろな部分で「成長の限界」があります。それらをあらかじめ知っていることは店の運営システムを構築していく上で重要な要素になります。仕事というものはやはり少しずつでも「成長」がみられるときに喜びが生まれます。昨日より今日。今日より明日。それがあれば毎日の仕事にも張りが出てくるというものでしょう。雇用しているスタッフもいたとすれば給与も少しずつ技量の向上に対してシンクロさせる必要があるでしょう。そのためにはやはり業績そのものが成長する必要があります。リテールにとっては実はこのことは非常に大変なことなのです。知恵と知識を酷使しながら努力をしても、成長(業績アップ)が出来ないとき、やがてスタッフは「成長のない報酬」に見切りをつけ次の世界を求めて出ていくことになりますし、一般的には現実論として個人店のスタッフは「やがて出ていってね」が前提にもなっており、人間の入れ替えによって人件費コストを抑えるという手段は当たり前のように実施されています。
成長は何処に要素があるのでしょう?
・商品のレベルの向上によるお客様のCS向上による絶対数増加的売り上げアップ
・街の人口の増加による自然増加・戦略的商品構成による客単価向上
・街への認知度向上による売り上げ増・効率的運営による「コストダウン」による相対的利益増
・仕入れコストの低滅による相対的利益アップ
・新ジャンル開発による新たな市場開発による売り上げアップなど様々です。

 

しかしながらいろいろと力を尽くすべきところはあれ、やがて成長の限界はやってきます。やり尽くす場合もあるでしょうし、やるための能力が限界に達することもあります。外的要因として限界がやってくることもあります。特にその部分は時代と共に変化したり、自分の努力を越えていかんともしがたいこともありますが、そのような要素も予測しながら進めて行かねばなりません。

同じジャンルで競合店などが近接出店したときなどは急激に大変な環境になります。後発出店者はあらかじめ想定している環境ですからその環境で運営していくことが前提になっていますが、元からの出店者は思いもしないほど激変の環境になるわけです。そんなときのリスク回避方法を想定していないとあわててしまうことになります。まだまだ運営を続けなければならないのに、借り入れの返済は終わっていないのに、生活はして行かねばならないのにどうしますか?

既得権益などないと心得てください。かつて盛況を誇り、でも壊滅していった全国の「街の商店街」のことなど思い出してください。彼らは努力するにももはやそれが出来ない「既得権益的縛り」によって自らの道を閉ざしていきました。いつもいつも攻撃的成長姿勢を持ち続けないと狙い打ちされてしまいます。あなたが時間をかけて作ったと思っている商的要素を、あなたを越える魅力で奪い去ります。もし奪い去られるとしたらそれはあなたの魅力が新しい店よりも希薄だからです。「弱肉強食」これは資本主義世界では当たり前であり正しいあり方と考えられています。努力するものが経済を効率的に動かし、時代を作っていくという前提に立っているからです。

具体的対処法は「実践編」に譲ることにして、これらの変化に対処するリスク回避システムを内に秘めていなければなりません。そのベースは「常に卓越していること」それは最大の防御システムです。盛んに活動している優秀なカフェの横に出店したいと願う人はいないでしょう。

今日のコーチングポイントA-006

実は成長にも限界があります。一つの店での成長の限界はあらゆる努力の後にはやって来ますが、それをやりきってこそ多くの経営ポイントが見えてきます。一つの店で成長の限界まで成長させられたら、あなたは次の展開の方法が見えてくるでしょう。

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