コンテナハウスのカフェ開業 コーチング_第2章_準備編_8/10 オープニングは2つのやり方があるぞ

コンテナハウスのカフェ開業 コーチング_第2章_準備編_8/10

B-008 オープニングは2つのやり方があるぞ
店がオープンするとき、世間の人にとってはあなたは間違いなくプロです。でもあなたはようやくその日からプロの仲間入りをしたばかりです。オープニングは地域の人が注目する日でもありますから、一番印象にいいイメージで残る方法をとりましょう。

あらゆる苦難や喜びや葛藤や工面や努力や適度な割り切りを乗り越え、さぁついにオープンだとする(笑)あなたは自分の店のスタートをどんな戦略で始めるつもりか。この先を読む前に思い浮かべて見てください。具体的にどういう戦略を組むつもりなのか。

スタートには2種類あります。一つは、事前にチラシも大量に配り、新聞折り込みも入れ、店先にも「●日オープン!」と大書きし、花輪や花束も手配も忘れず、取引業者にもお願いし、開店先着200名に配る粗品も用意し、スタンプカードも事前に作り一週間はポイント2倍。ある種のパンはお試し価格で半額。5個セットのパンだとお得!お子さまには風船プレゼント。地方によっては花輪の花は取り放題。スタッフも全員出てもらい華々しくオープン。

もう一つは、一切の「オープン告知」をしない。チラシも花輪もなし。ただ店の前に「●月●日何時オープンいたします」という張り紙のみ。あくまで静かに、あくまで平常心でオープン。

前者を薦める開業屋もあります。その考え方はとにかくオープン日に沢山人を華々しく集めてその来店者数を維持する努力をするのが正しいという考え方です。その場合沢山のヘルプが来まして、オープンから数日を手伝います。あなたが提供するメニューとは無関係の商品も出します。なにせ日頃の5倍や10倍は提供しなければならないと考えているのですから・・・。その結果○○チェーンカフェみたいな状態になります。あなたがそれでいいカフェなのならもうこの開業マニュアルを読む必要はありません。

これはどちらが正しい、どちらが正しくないという話ではないのです。その二つのどちらがあなたの店のオープンにふさわしいかをよく考えてくださいということです。

開業に接しているといつも「違和感」を感じるのです。最初にお会いした時に聞く「こんな風なカフェにしたい、こんな感じでこういう人たちが照準です」という言葉と、その後打ち合わせしていく間に、で?どんな商品を提供する予定ですか?と聞いた時の答えへの違和感。どういった内装にしたいのですか?と聞いた時の違和感。理念を好きに長く話して下さいねと聞いたときの違和感。どんな椅子にするのですか?と聞いたときの違和感。壁に飾る絵を持ってこられたときの違和感。そしてオープン戦略への違和感。ちぐはぐ感を感じるのです。

でもそれは仕方のないことです。一貫して軸が通っている方が良いに決まっていますが、そこまできっぱり決まっている人はまぁあまり多く居ません、それは仕方のないことです。徐々に固めて行けば良い。(あまりぶれすぎの人は、ちょっと勘弁してください(笑)。「あぁ俺っていったい何がしたいの?」 ・・・わかってから出直してください(爆笑))。あなたが解らないのなら、私はもっと解りません。

つまり、一番最初に聞く言葉は大概「あなたの実際にやるカフェ」にはたどり着いていないのです。あくまで理想。あくまで「こういうのってかっこいいじゃーん」の域を出ない。あちこちの既存のカフェを見て回り、雑誌を見て「あーこういう感じこういう感じ!」と思っているそれを言っているだけの事が多いのです。こっちの良い所あちらの良い所を適度に頭の中でパッチワークした像です。

そして話を詰めていく内に、話している間に「自分の思っているカフェ(自分が出来そうなカフェ)」がじわじわと現れてくる。あ、そうか、そうだったのかとこちらにも伝わる。 そして最後に多くを如実に表すのが「オープン戦略」です。そこまでの迷いや迷走はまだあなたの内だけでの事だけれど、オープン戦略はついにお客様にたいして「あなたの店」をプレゼンする最初の瞬間です。この戦略次第でお客様は「あー、今度出来たこのお店はこういう感じのお店なのね」と初めて認識するのです。そういう意味でオープン戦略はとても重要です。 あなたがどんなに「いやそうじゃなくてこっち系のカフェをやりたいんです」と思っていても、あなたの考えたオープン戦略が「そっち系」でない場合は、お客は「あ、なるほどこっち系ね」と認識する。 よくよく考えて、自分のこれからやっていきたい店の理念を伝える戦略を立ててください。

本日のコーチB-008

重要なのは、「オープン日に●●万円売れたよ!(平均目標日額の3倍ほど?)テイクアウト商品もすぐ売り切れたし!!」という台詞は、ほとんど何の意味も持たないということです。オープン時にいくら売れたかが大きな喜びであるのならば、オープンして4日目ぐらいで閉店するのが、一番幸せでしょう。

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