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インフラストラクチャとスーパーコンテナ

もう一度「インフラストラクチャ」

「インフラストラクチャ」という概念がまだ世間に浸透していない昔。個の建築や、その他施設が集積し都市を形成する中で、それをポジティブな存在とするなら、それらを反転し、ネガティブな概念を取り出すと、そこに残る構造としてポジ側を下支えするものを「インフラストラクチャ」という呼び方をしてみようかと言っていた頃、建築は社会を構成する独自の要素としての存在としてとらえられていた。

今や、インフラストラクチャと建築や都市機能を形成するその他施設は、陰陽の関係というよりはセットの概念としてとらえられているし、とりあえずそれで正解なのだが、実は私はそれらはセットというより「溶け込んでいく存在」になっていくことをコンテナ建築の開発の中で想定している。

今のところコンテナ建築はある種のデザインコードを持った実在として当社でも扱っているが、実は私の頭の中ではビジュアルもカタチも窯変するかのようにインフラストラクチャの概念と溶け込みながら明日の姿が見え始めている。このことは「コンテナ」というコトバをそろそろ「ロジスティカルコンポーネント」と呼び、その実態が建築にとどまらず、インフラストラクチャとしての要素も見せ始めることを予感しているということだ。

メタデザイン要素の中では実態を持った「ロジスティカルコンポーネント」としての存在そのものが「コンテナ」であるのだが、事実物流の中でこの「箱」が「建築」として動き始めたり「プラント」として動き始めたり、あるいは多用途のプラットフォームとして変容したりする事を事実計画し始めると、次に起こり始める新たな世界の中では、例えば農業基盤そのものや、都市の構成要素にすら変化するのだ。

まだデビュー出来ないでいるが「スーパーストラクチャ」として構成される「スーパーコンテナ」では、それらが組み合わさりメガストラクチャを構成してユニットの概念そのものが変貌する。

もう一度「インフラストラクチャ」のことを考えている。

写真はロバートクロネンバーグの「動く家」
20代の頃、心奪われたドローイングだ。

 

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